| ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY | |
|---|---|
| 監督 | 村石宏實 |
| 製作総指揮 | 円谷一夫 |
| 脚本 | 長谷川圭一 |
| 出演者 | 長野博 |
| 撮影 | 大岡新一 |
| 編集 | 松木朗 |
| 配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 公開 | 2000年3月 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 前作 | ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 |
| 次作 | ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT |
劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(ウルトラマンティガ ザ・ファイナル・オデッセイ)は円谷プロダクション製作の特撮映画。2000年3月11日全国松竹系にて公開された。
キャッチコピーは「光か闇か!?3000万年ティガ伝説、ついに完結!!」
目次 |
TVシリーズ『ウルトラマンティガ』の完結編であり、『ウルトラマンダイナ』の前日談でもある劇場版。本作は『ダイナ』のさらに後番組である『ウルトラマンガイア』のTVシリーズ終了後に製作・公開されたが、その理由は、V6が司会を務めるラジオ番組に出演した円谷一夫社長(現会長)のコメントによると、「TVシリーズ終了後も『ティガ』人気は根強かったが、主演の長野博がTVシリーズ放映中からスケジュールが多忙であったため、ティガを主役とした劇場版を並行して製作できなかったため」とのことである(『ティガ』放映中の年に『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』が公開していたこともある)。平成ウルトラシリーズの映画としては初めて同時上映作品がなく、単独での公開となった。
また本作でのティガの声はテレビシリーズで担当していた真地勇志に代わり、主役である長野博が務めた。(他の平成3部作ダイナ、ガイアはそれぞれ主演の俳優がウルトラマンの声を演じていた。)前述の通り『ダイナ』の前日談であり作中では後にスーパーGUTS隊員となる人物がその伏線かのように登場している。 これは、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で旧GUTS隊員が再会という形で登場したのとは対照的である。
ライバル作品である『仮面ライダーシリーズ』の、『仮面ライダークウガ』が映画化しようと企画が始まったのは、本作が放送期間中には映画化されなかったが、番組終了数年後に完全新作映画として公開された事にある。
グリッターティガが最強の敵ガタノゾーアとの戦いに勝利してから2年が経過した2012年、ダイゴとレナは結婚を目前にし平和な時をすごしていた。
そんな中、超古代遺跡ルルイエに調査に向かった GUTS のイルマ隊長とサエキ隊長ほか TPC の隊員たちは遺跡の中でティガと同じく石像と化した巨人の像を3体発見する。この謎の3体の石像に対し、上層部は運び出すことを計画していた。計画に反対するイルマ隊長はこの場所を爆破して封印しようとするが、サエキ隊長に断固反対され武器などを没収されてしまう。その時、3体の石像の封印が解けて他のTPC隊員を次々と襲った。その混乱で気を失ったイルマ隊長は地球星警備団のユザレの能力を発揮して巨人たちをルルイエの中に閉じ込めることには成功した。
イルマ隊長の消息が途絶えてから2日、隊長の安否を探索するためにルルイエに向かったムナカタ、シンジョウ、ホリイ。そこで目にしたのは調査隊に化けていた超古代怨念翼獣 シビトゾイガー。大量のシビトゾイガーの前に、一時撤退せざるを得なくなる一行。一方、ダイゴの前には闇の巨人「カミーラ」が現われる。彼女は、ダイゴを幻影で責め立て、3千万年前にユザレに導かれる以前は、ティガもまた闇の巨人の仲間であったことを教える。そして、ティガの本質は闇であると告げてその場を去る。彼らの本当の目的はティガの闇の力でユザレの結界を解こうというものだった。
ダイゴは人間として囚われの身になった隊長を救い出そうと決意する。そして彼は再び、ウルトラマンティガとして戦いへと赴いた。
ウルトラマンティガの主な登場人物の項も参照。
超古代遺跡ルルイエから復活した闇の巨人の一人。かつてのティガの恋人。かつて自分が愛した闇のティガ(ティガダーク)をよみがえらせるべく、ダイブハンガー内に他の2巨人とともに出現、ダイゴに闇のスパークレンス(ブラックスパークレンス)を手渡し、ダイゴにテレパシーで破滅のメッセージを伝え、ルルイエへといざなうが、彼女の意と反して、ダイゴは正義の心をもったままティガダークへと変身した。
ティガに他の2巨人が倒され、ティガが段々光を取り戻していく中、自らも変身しティガと対峙する。その戦いの中、ついにティガが完全に光を取り戻し、更に今のティガには愛すべきものがいると分かり、彼女の憎しみは頂点に達し、ルルイエ上空においてデモンゾーアへと変貌する。
その後、1度ティガを倒すものの、彼女はその後予想だにしなかったものを目撃する。それは完全に朽ち果てたと思われた巨人たちがティガに光を与えていたのである。自らの策謀により醜く自滅していった巨人たちに光が残っているなど、カミーラには考えられなかった。そして復活したティガによって倒され、かつて自らが愛したティガ(ダイゴ)の手の中で「私も光が欲しかった。」と言い残し、静かに息を引き取った。
変身する時は、金色のスパークレンスを使用する。必殺技は右腕から放つ「氷の鞭カミーラウィップ」(威力は相手の体を激しく打ち、砕いてしまったり両手に巻きつけて身動き出来なくするだけでなく大きく振り回すことで破壊力が増すほど)と「氷剣アイゾード」(威力はどんなに硬い物体でも切り裂いてしまうくらいあるらしい)。他にも、素手で敵の攻撃を防御する「プロケアテクト」(劇中では未使用)、人間体時は電撃を使い、これでユザレのタイムカプセルを破壊し、イルマ隊長すら跳ね飛ばした。また、空中浮遊能力も用いる。シリーズ史上初めての体色に赤や青が一切使用されていないウルトラ戦士。シリーズ初の悪の女性ウルトラマンである。
尚、書籍によるとこのカミーラの使用する戦力は総称して「スーパーアイス戦力」ともされている。
ティガ、ダイナ、ガイアの三人組に対抗する為、何時もの様にヒュドラ、ダーラムとタッグを組む。マノン星人やチャリジャがティガ達の邪魔をした為、ティガが自分達の仲間に復帰すると勘違いを起こした。結局他の4人と共に倒されるが、死ぬ寸前に仲間に復帰すると思った時は嬉しかったと告げる。
ティガの追跡を逃れる為の殿役も引き受けられるが、ティガにワロガが倒されるとティガやコスモスに自責の念に苦しみながら感謝の言葉を残し、消滅。尚、ゴドラ星人はチャンドラーやペギラを欠片で召喚するが、ウルトラ戦士達に撃墜された。
仲間のヒュドラを倒され、セミ人間とゴドラ星人(後にセブンに敗北)とワロガに再召喚されるが、コスモスがワロガを倒した事で彼に謝罪しながら消滅した。尚、生き残ったセミ人間は自らを生贄に欠片で謎の赤い人馬型怪獣を召喚したが、ジャスティスやファイヤーマンやミラーマンやジャンボーグAの応援で奮い立ったウルトラ戦士達に葬られる。
ルルイエから復活した闇の巨人の一人。夢幻空間「ルマージョン」(ネクサスのメタフィールドとは異なる)を作り出し、そこでティガトルネードと戦った。爬虫類のように冷酷な性格。俊敏な動きで相手を翻弄する。人間体でもその残忍な気質と素早さを誇る。また、スピードキックが上手い。攻撃を仕掛ける際は常に不気味なポーズを取ることがあり、体内には冷血な血が流れているともされている。得意技は飛行しながら敵に襲い掛かり、パンチやチョップを打ち込む奇襲戦法「空中殺法」、マッハ7で飛行しながらの急降下飛び蹴り「ジャノック」、右手首の武器「ドラフォーク」(前部の鍵爪を開いて相手の首を押さえつけたりするのに使用する)から放つ青い破壊光弾「バルテスター」(爆発力が物凄く強いらしい)。必殺技は右腕から放つ猛烈な突風「ヒューガスト」(威力は体の自由や視力を奪い息を出来なくさせるほど)。最初の一発目はイルマ隊長が引き起こした爆弾の爆発でルマージョンを破られてしまうと同時にその爆風で吹き飛ばされてしまい、失敗に終わる。それでも二発目でようやく繰り出したが、ヒューガストを光に変えて吸収したティガブラストのランバルト光弾で粉砕された。シリーズ初の左右非対称ウルトラマンである。
尚、書籍によるとこのヒュドラの使用する戦力は総称して「ハリケーン戦力」ともされている。
ルルイエから復活した闇の巨人の一人。ルルイエ遺跡の地底湖でティガダークと戦った。寡黙な性格。人間体でも片手でダイゴ隊員の首を掴んで持ち上げ、そのままクレーンのフックに引っ掛けて吊るしてしまうほどの怪力の持ち主。口癖は「マイ フレンド」。全身の筋肉がとても硬い上に鋼の鎧を身に付けており、本能のまま考えるより先に敵を攻撃する。獰猛な動物のように狙った獲物に襲い掛かる。得意技は相手の両足を掴んで持ち上げたり腕を掴んで背負い投げを浴びせたりする投げ技の「ダーラムホイップ」と泥に埋まった相手の体に飛び掛かり全体重をかけて更に深く地中にめり込ませ、行動不能にする「スクイッダー」、硬い岩石をも砕くほどの回し蹴りや飛び蹴りの「ラムースキック」(これでティガダークを遠くまで吹っ飛ばした)、連続超怪力パンチの「ダーラメッタ」、パンチ技の「ダガーム」。必殺技は右腕を地面に突き立てて拳から放つ、地を走る炎の衝撃波「ファイアマグナム」(威力は一瞬であらゆる物体を焼き尽くすほど)。また、踵落としや両膝落としや締め技も得意とするだけでなく、巨大な石柱を持ち上げ、投げ付けてくることもある。ファイアマグナムを光に変えて吸収したティガトルネードのデラシウム光流で粉砕された。尚、彼ら闇の巨人はアストラ同様、ウルトラマンの名が冠されることはない。ダーラムとヒュドラが力を合わせてもカミーラには敵わないのを表現する為にスチール写真では、カミーラに逆らえないヒュドラを慰めるダーラムの写真があるが、劇中には見られない。
尚、書籍によるとこのダーラムの使用する戦力は総称して「アイアンパワー戦力」ともされている。
カミーラがルルイエ上空の闇:ガタノゾーアの怨念と融合した姿。空全体を覆い尽くす闇自体全てが自身の体である。武器は口から氷の槍を放つ「デモンジャバー」(威力はティガの体をも貫くほど)、「デモンジャバー」を体内で収束させ、一気に数十本も吐き出す「ジャブラッシュ」。他に額のカミーラ部分から放つ触手「デモンフィーラー」(グリッターティガを一度はこれで捕らえた)がある。周囲の闇を取り込みながらどんどん強大に変貌していく。ルルイエ上空においてティガと交戦し、デモンジャバーによりティガを圧倒、ゼペリオン光線をジャブラッシュではじき返しそのままティガに命中させ、ティガの光を失わせた。その後、巨人たちに残っていた光によってよみがえったグリッターティガに体内に侵入され、「ゼラデスビーム」を放たれて消滅した。フルCGの怪獣で後姿は不明。イラストには鋏状の腕があるが劇中未登場。また、頭部にはカミーラの上半身が浮かび上がることがある。その体の大きさは児童書籍によるとティガの約20倍もあるとされている。
ルルイエに出現した小型のゾイガー。かつてティガが倒したゾイガーの同族とされている。カミーラの指令で大群で飛来し、 GUTS を苦戦させる。人間を喰い、その人間に化ける事が可能。口から破壊光弾ゾイガバルを発射する(劇中では未使用)。また、体を槍状に変形させて高層ビルを貫くことも出来る。飛行速度はガッツウイング1号と同様のマッハ5.5。ルルイエに近づくものには全て容赦なく襲い掛かる。大群で集られるとアートデッセイ号のウィングゲートですら開閉不能になる。アートデッセイ号のデラック砲で遺跡の出入り口を破壊されて出られなくなった。最期は遺跡の崩壊と共に全滅したと思われる。倒されるとその腹部に人面瘡が浮かび上がることがある。
劇中では単に「ゾイガー」と呼ばれていた。
3000万年前の回想で5体ほど登場。
朽ち果てた巨人の石像の中にウルトラマンAやウルトラマン80、ウルトラマングレート、ウルトラマンパワード等にそっくりな石像がある。 なお、巨人同士の戦闘シーンでは、「ダイナが出ている!?」と思うほどダイナによく似た巨人がたくさん出てきている。 しかも、最初に3人が並んだときに、フラッシュ・ミラクル・ストロングの計3色が登場しており、腰の辺りや顔が少し改造されていると思われる。 TV版ではティガが初代ウルトラマンとも別解釈で共演しているが、それらの巨人像がM78星雲のウルトラマン一族であるかどうかは公式な説明はない(ティガ自身もTV版第1話で、超古代に像を残して「星雲」へ帰って行ったと言われ、終盤の初代ウルトラマンの出現により、その関連も示唆されてはいるものの、その「星雲」が「M78星雲」と公式に明言されてはいない)。度々その他大勢の無名のウルトラ戦士の存在は昭和期から明言されていたが、それらは挿絵やアニメでのみ登場し、実写作品には未登場だった。彼らが実写作品に登場するのは本作が初めてである。尚、公式設定によるとウルトラマンは総勢3億人(ジョーニアスの故郷U40やレオの故郷L77、ゼアスの故郷Z95星やルルイエの巨人達が含まれるかは不明)いると言われている。
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