パーマネントウエーブ (permanent wave) は、髪型の一つ。かつては電髪(でんぱつ)と呼ばれた。
頭髪にヘアーアイロンやヘアドライヤーで作る一時的なウェーブに対し、水に濡らしても半永久的に形の崩れないウェーブという意味で生まれた用語。
化学的な作用を持つ薬剤 (多くはチオール基を持つもの) を使用し毛髪内でシスチン結合の還元・酸化など化学反応を意図的に起こす事で毛髪の構造・形状を変化させた上でそれらを固定する。
使用する薬剤の主流は久しくチオグリコール酸やシスティンを還元剤とした医薬部外品であったが日進月歩の開発側の下地と規制緩和の結果、なし崩し的にシステアミンやラクトンチオールなどを還元剤とした化粧品分類のパーマ液も次々に商品化、昨今ではチオグリコール酸やシスティン、および促進剤としてのアルカリ剤の濃度を調整した結果、化粧品分類として認められるシステムも珍しいことではなくなった。
(ちなみにサルファイトなどチオール基を持たないシステム自体はコールドパーマ黎明期より開発・商品化されているが定着や再現性の観点から不利で、主流となりえなかった)
ただし、パーマ剤に関して言えば医薬部外品と化粧品の分類は安全性というよりは流通に絡む数十年前の法律上で分けられる分類であって「医薬部外品であるから髪が傷む」「化粧品であるから傷まない」という意味では決してない。
どのような法律的分類にあってもそれぞれの薬剤に長所がありその長所を最大限に生かしながらダメージは最小に留める、 これはあくまでも使用する技術者の経験と知識と良心の問題であり、それこそが理美容師に求められる技術の本質なのである。
略してパーマ(perm)と呼ばれることが多いが、近年では例えばウェーブを持った髪をストレートスタイルに移行する場合にはストレートパーマと呼ぶなど、これらの化学反応を使ったスタイルチェンジ自体が「パーマ」という意味で語られることも多い。
生まれつきウェーブがかかった髪質は、俗に天然パーマ(テンパー)などと呼ばれる。
最近では、デジタルパーマやコテパー・コスメパーマなどパーマの呼び名も多様化しているがそれらの多くは単一の業者による商標名であることがほとんどで、サロン側がその名称をそのまま使用するケースも多く、科学的な分類とは異なることに注意したい。
品川庄司の品川祐の祖母で山野美容講習所(現山野美容専門学校)創設者、山野愛子が日本人初のパーマ技術指導者として日本にパーマ技術を普及させた。
日本では1930年代にパーマに反対する風潮があり、1930年代中頃には「パーマネントはやめましょう」と言う言葉が流行語にもなった。またこれと相前後して、日本の一部の地域の町会では「町会決議によりパーマネントの方は当町の通行をご遠慮ください」と言う立て看板まで設置された実例もあった(出典:京成電鉄「京成電鉄85年の歩み」より)。
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