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ファミリーコンピュータ

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ファミリーコンピュータ
ファミリーコンピュータ (HVC-001)
メーカー 任天堂
種別 据置型ゲーム機
世代 第3世代
発売日 1983年7月15日
1985年10月18日
1986年2月
1986年
1987年
CPU リコーRP2A03
対応メディア ロムカセット
クイックディスク
ディスクシステム
コンパクトカセット
スタディボックス
ファミリーベーシック
対応ストレージ バッテリーバックアップ
コントローラ入力 ケーブル接続
(着脱は要改造)[1]
外部接続 15ピン拡張コネクタ
オンラインサービス ファミリーコンピュータ
ネットワークシステム
売上台数 約1935万台
日本国外:約4356万台
6291万台
最高売上ソフト スーパーマリオブラザーズ
互換ハード ファミコンテレビC1
ツインファミコン
編集ファミコン
前世代ハードウェア カラーテレビゲーム
次世代ハードウェア スーパーファミコン
  

ファミリーコンピュータ (Family Computer) とは、1983年7月15日任天堂より発売された家庭用ゲーム機である。メーカー希望小売価格は14,800円。型番はHVC-001。HVCはHome Video Computerの略である。略称・略記は「ファミコン」、「FC」。

目次

概要

ゲーム&ウオッチで成功した任天堂が、その利益を使って開発したゲーム機。開発はスペースフィーバーの開発スタッフが行った。 8ビットCPUを搭載し、ゲーム機本体のスロットに差し込むロムカセットを交換することにより様々なゲームを楽しむことができる。この事から当初『家庭用カセット式ビデオゲーム』と宣伝された。本体と同時発売したゲームソフトは『ポパイ』『ドンキーコング』『ドンキーコングJr.』の3本である。追加投入されたゲームも当初は、『ピンボール』、『マリオブラザーズ』などアーケードゲームからの移植作が中心となった。

販売状況は発売当初こそ振るわなかったものの、徐々に人気化し1年間で300万台以上を販売した。1985年にはマリオブラザーズのキャラクターを用いて新たに開発した『スーパーマリオブラザーズ』を発売。この作品は大ヒットとなり本体の販売にも大きく貢献、家庭用ゲーム機の市場を大幅に拡大させていった。同年Nintendo Entertainment System(略称NES)としてアメリカでも発売され、低迷していたアメリカのTVゲーム産業を復活させた。

最終的な出荷台数は全世界累計で約6291万台を記録した。内訳は日本で約1935万台、日本以外で約4356万台である。

現在、ファミリーコンピュータの一部のゲームはWiiの配信サービスであるバーチャルコンソールでもプレイ可能(ただし、画面の明度が下げられていたり、点滅表現が抑えられている等の修正が加えられたソフトが多数ある。ポケモンショック参照のこと)。

仕様

ロムカセット(カートリッジ)によりゲーム内容を交換できる方式である。

  • CPU:リコーRP2A036502にサウンド用DACおよびDMA転送機能を追加し、BCD演算機能を削除したカスタムチップ。1.79MHz動作)
  • 音源:上記のとおり、CPUに組み込まれている。下記の項目に詳述。
  • ビデオ用PPU:リコー製RP2C02
    • ラスタ検出可能(0番スプライトの表示ラインによる)
  • ワーキングRAM:2Kバイト(16KビットSRAM
  • ビデオRAM:2Kバイト(16KビットSRAM)
  • 表示画素数:横256ドット×224ライン(内部は240ライン)
  • 色表示性能:52色
    • 指定できる64色のうちの有効色。中途半端な数なのは、NTSC信号を直接生成する方式のため。基本13色×輝度4階調
  • 同時発色数:25色
    • スプライト用、BG用それぞれ4パレットで、1パレットは4色で構成されるが、うち1つは全パレット共通色(スプライトの場合は透明色)となる。8パレット×3色+共通1色=25色
  • スプライト(オブジェクト):サイズ8×8ドットまたは8×16ドット 1画面中に64枚表示可能(水平には8枚まで)
    • スプライトのキャラクターパターン(グラフィック)は64種類定義できる。
    • スプライトは、水平・垂直反転可能。
    • スプライトの表示位置は、BGの手前か後ろかを選べる。
  • BG画面:256×240の領域を2画面(追加VRAMにより最大4画面)
    • BGキャラクターはスプライトと同じく8×8ドットを256個。ただし、スプライトとは別にBGキャラクタセットを持てる。
    • 色は、16×16ドットの範囲ごとにパレットで指定。
    • 内部的には256×240の領域を4つタイル状に並べた画面を構成し、そのうちスクロールレジスタによって指定された256×224の領域が表示できる。ただし、本体内のVRAMは2領域分しか用意されていないので、ロムカセット内の結線によって縦または横方向にミラーされる。したがって、ロムカセットごとに縦スクロールをするか横スクロールをするかによって、都合のよい方を選択している。ソフトから切り替えられるようにしたロムカセットもある(下記MMCの項を参照)。また、ロムカセット内にVRAMを追加し、4領域をすべて使用することもできる。
    • 前述の制約から、カートリッジ側での拡張機能を使わずに、上下左右にスクロールするゲームは、ミラーされている方向へのスクロールの際は、画面端でBGキャラクターの描き換えがチラついて見える。
    • PPUの制約から、テレビへの信号出力とBG面の描き換えを同時に行えない。このため、通常はVSYNC期間中にBG面の描き換えを行うが、1度のVSYNC割り込み期間内で描き換えられるのは32キャラクターに制限されている。このため、ウィザードリィのような、画面全体のキャラクター描き換えによる擬似3D視点タイプのゲームでは、テレビへの信号出力を止め(ブランクの信号を出力)、その間に画面全体を描き換える。このため、画面を描き換える度に、画面全体がチラつく。なお、描き換え時にティアリングが発生しても問題ない場合は、この限りではない。
  • ACアダプタ端子、RF出力端子
    • コンポジットビデオ端子は発売当時は装備していたテレビが少数だったこともあり、搭載されなかった。基盤から出る映像信号にアンプ回路を組み込み配線を引き出すことで、容易にコンポジット映像信号を出力させることが出来る。
    • RGBは出力していない(PPUをRGB出力を持つRP2C03、RP2C05へ交換した上で配線を引き出すなどの改造が必要)。
  • 1ch/2chチャンネルセレクトスイッチ(RF出力先)、ゲーム/テレビ切り替えスイッチ
  • 初期にはなかったが、後にこれらの機能を説明するための漫画「これがファミリーコンピュータだ!! ファミリーコンピュータ編」が同梱されるようになった。
  • 15ピン拡張コネクタ - ジョイスティックキーボード光線銃などが接続可能、独自規格。初期を除きカバーが付属。
  • カートリッジイジェクトスイッチ、電源スイッチ(スライド式)、リセットボタン、コントローラ×2(本体筐体内コネクタにて接続)


コントローラ、マイク

十字ボタン、A/Bボタン、START、SELECTボタンをそなえたコントローラを、本体に直接接続した形で2つ持つ。横長の板状で左に十字キー、右にボタンを複数個配置した形態は、その後のゲーム機のコントローラの標準的な形となった。初期に製造されたコントローラーはABボタンが四角いシリコン樹脂(シリコンゴム)製だったため連打がきかず、ボタンを酷使するとシリコンゴムがちぎれてボタンが抜ける問題があり、後に丸いプラスチック製のものへと改良がなされた[2]。また、この四角ボタンの最初期の出荷分(発売日頃)に関してはコントローラのケーブルとRFスイッチのケーブルが灰色になっている。コントローラをはじめとして、赤と白を基調とした本体のカラー配置の基準は、当時最も安価な部材の色が赤と白だったことに由来する。コントローラは本体に直接接続されているが、交換用に店頭で販売もしており、本体を分解すれば自分で交換することもできる。ボタンを含むコントローラの外装パーツのみでの販売もあった。

コントローラII(通称IIコン、ツーコン)にはマイクを搭載しており、ある一定以上の大きさの音声が入力されているかどうかをソフト側で判別できた。この機能を利用した主なゲームには『バンゲリングベイ』、『スターラスター』、『たけしの挑戦状』、『ゼルダの伝説』、『ドラえもん』、『スターソルジャー』、およびファミリーベーシックなどがある。しかし、これも故障の原因となることがあった。また、本体の製造時期によってON・OFFの判別が逆にされたため、ゲームに有効な形でこの機能を利用するのは困難だったといわれる。後に発売されたAV仕様ファミリーコンピュータでは、この機能は削除され、セレクトボタンなどで代用されるようになった。

2005年9月13日に任天堂より発売された携帯ゲーム機、『ゲームボーイミクロ』のカラーバリエーションの一つである『ファミコンバージョン』は、このコントローラーのデザインが元になっている。また、クラブニンテンドー会員専用景品としてIIコンバージョンのフェイスプレートも存在する。これをファミコンバージョンに装着すればIIコンバージョンとなる。

コントローラーのボタンの数は十字キーを4キー分として8キーである。現行のゲーム機のコントローラと比較して決して多くないが、当時、これらの数のボタンをテレビ画面を見ながら一度にどうやって操作するのかという論争が一部のゲーム専門誌の中にあった。

音源

ファミコンに搭載されている音源は、CPU内に組み込まれている。

以下、ファミコン音源の仕様と、実際のゲームでの使われ方を挙げる。

  • パルス波(矩形波)発生装置 2系統
    • デューティー比 3:1、1:1、1:3、1:7切り替え
    • 音量を15段階に設定できる。減衰音の使用もできるが、ほとんどのゲームソフトではソフトウェア的に音量を変化させて表情をつけていた。
    • 主にメロディライン、サブメロディに使われた。
  • 三角波発生装置 1系統
    • 4bit波形
    • 音量は仕様上固定だが、DPCMと絡んだバグに近い挙動が存在し、若干音量が変わる。
    • 理想的な三角波と比較してかなり歪んだクセのある音が鳴るが、むしろそれが独特の印象を与えている。
      • いわゆるファミコン互換機ではファミコン三角波のこれら特徴を再現していないものが多い。
    • ベースラインに使われる事が多かったが、高域では正弦波に近い音に聞こえるので、木管楽器系の印象を出すためのメロディラインにもよく使われた。
  • ノイズ発生装置 1系統
    • 擬似ホワイトノイズ・短周期ノイズ切り替え、周波数変更が可能。
    • ホワイトノイズは爆発・打撃音などの効果音として使われる事が多かった。
    • 音楽ではドラム系やハイハット的な利用が多かった。
    • 短周期ノイズは金属的な響きがある。
      • 最初期型(コントローラのボタンが四角いゴム)のファミコンでは短周期ノイズを指定しても通常のホワイトノイズが鳴った。
  • DPCM 1系統
  • ミキサー

生成された音声は、ミキサーを通した後、さらにRFに変換されて出力される。ニューファミコンではオーディオ端子に出力される。この回路や部品が本体の製造時期によって異なるため、同じファミコンであっても本体によって音量バランスや高音域などの出方が異なる。製造期間が長いゲーム機ならではの現象といえる。

なおRF変換の際に高音域がかなり減退しているため、AV出力されるニューファミコンではだいぶニュアンスが違って聞こえる。一部ゲームメーカーのサウンドトラック製作では音質追求のため、RF変換される前の信号を直接取り出すよう改造された本体を使って収録したという逸話もある。

MMC

メモリ空間が64Kバイトしかなかったため、中期以降のファミリーコンピュータの歴史は、メモリサイズを確保するためのさまざまな工夫が施される。ディスクシステムの登場もその一環といえる。

その中でも最も多く使われた方法がMMC (Multi-Memory Controller) である。MMCは、プログラムROMおよびキャラクタROMをバンクに分割し、必要に応じて切り替えるためのゲートアレイであり、カートリッジ内に搭載されている。MMCには実際に実用化されたものだけでも6種類が存在し、スクロール方向の制御などのPPUを補う機能のほか、バッテリーバックアップメモリ、割り込みを発生させるタイマカウンタ(ラスタースクロールなどで活用される)を搭載したものなどもあった。この方式は同社のゲームボーイにおいてもMBC (Memory Bank Controller) として使用されることになる。

MMCと類似のICはサードパーティー各社で開発されており、コナミのVRCチップ等がある。

バリエーション

AV仕様ファミリーコンピュータ

1993年12月1日には新型機AV仕様ファミリーコンピュータ(エーブイしようファミリーコンピュータ)が発売された。当時のメーカー希望小売価格は税込7,000円。

この名称は他のゲーム機ではすでに主流となっていたコンポジットビデオ出力によるテレビ接続が可能となったことに由来する。製品の箱にはAV仕様ファミコンの略称が記載された。さらにテレビCMで用いられたニューファミコンの通称もあり、一般にはこの名で呼ばれることが多い。

当初は10月を目処に発売される予定だったが、RF出力からビデオ出力への仕様変更により延期された。北米にて先行発売されたNES2では逆にAV出力が省かれ、RF出力のみとされた。

AV仕様ファミリーコンピュータはコストダウンを図った廉価機として発売されたものの、ディスクシステムなど従来の周辺機器もほぼ全て使用でき、取り扱いも容易となったことからレトロゲームの愛好者からは珍重された。中古市場ではAV仕様ファミリーコンピュータの方が台数が少なく高値な場合が多い。

ACアダプタとRFスイッチは、旧型機やスーパーファミコンとの共用が可能との理由で別売とされた。コントローラやAVケーブルなど旧型機に使用できないAV仕様ファミリーコンピュータ専用周辺機器にはNEW FFマークが付けられた。 任天堂以外から発売されたNEW FFマーク付き周辺機器には、Newホリコマンダー等がある。

旧型機 (HVC-001) との主な変更点は以下のとおり。

本体とコントローラのデザイン
NESと同様薄い灰色を基調とし、スイッチやボタン類には赤色、濃い灰色、黒色が配色された。コントローラはスーパーファミコンのように丸みと立体感を持たせ、Aボタンの位置を変更するなどより操作しやすいように改良された。これらのデザインはカセット差込口を除きNES2と共通する。
映像・音声出力
コンポジットビデオ出力に対応し、煩わしいRF接続が不要となった。テレビとの接続には、スーパーファミコン用のモノラルAVケーブルまたはステレオAVケーブルを使用する。ただしステレオAVケーブルで接続した際も左右のチャンネルに同じ音声が出力される[3]。また、S端子ケーブル、RGBケーブルはそのままでは使用できず[4]、本体の改造が必要である。RF出力端子は搭載されておらず、RF接続するには別売部品のRFモジュレータ (HVC-103) が必要となる。
カセット挿入部
カセット挿入部の蓋はカセットの抜き差し動作と連動し自動開閉するようになった。旧型機に搭載されたカセットイジェクタ機構は削除されたため、カセットは直接手で引き抜かなければならない。
コントローラ接続端子
本体前面には新型コントローラを接続するための端子部を新たに装備した。この端子形状はNESと同一である。旧型機の本体前面に存在した拡張端子は本体側面に用意され、連射コントローラ、外部記憶装置など周辺機器との互換性は保たれた。
コントローラの機能
コントローラは本体からの取り外しが可能となり、I・IIコントローラの区別がなくなった。旧型機のIIコントローラに搭載されていたマイク機能は削除された。

AV仕様ファミリーコンピュータは、スーパーファミコンの廉価機「スーパーファミコンジュニア」とともに2003年9月をもって製造出荷を終えた。最後に製造されたAV仕様ファミリーコンピュータは任天堂が保管し、2003年-2004年にかけて開催されたテレビゲームの展覧会レベルXでは「ラストファミコン」の名前で展示された。このラストファミコンの製造年月は2003年9月25日、製造番号はNH11033309である。

ファミコンボックス

ファミコンボックスとは1986年に任天堂がリリースした業務用向けファミリーコンピュータである。主にホテル旅館に設置されており、本体に設置されているコインボックスにコインを入れると本体に内蔵されたファミコンソフトを10分または15分間遊ぶことができる。制限時間直前には警告音が鳴らされ、さらにコインを入れるとプレイ時間が追加される。付属のコントローラーと光線銃はNESから流用され、ファミコンボックスのソフトもNESのカセットになっている。

1990年には後継機として業務用向けスーパーファミコンのスーパーファミコンボックスがリリースされた。

周辺機器

任天堂純正

型番 名称 備考
HVC-001 ファミリー
コンピュータ
1983年7月15日発売。本体カラーは、白と赤。1993年12月1日には一部の機能を廃止し、小型化した「AV仕様ファミリーコンピュータ(Newファミコン)」も発売された。AV仕様ファミリーコンピュータについては後述。
HVC-002 ACアダプタ ファミコン本体付属。
AV仕様ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、スーパーファミコンJr.、バーチャルボーイ(ACアダプタタップが別途必要)と共用。
HVC-003 RFスイッチ ファミコン本体付属。RF接続する為に使用。スーパーファミコンと共用。
オプション使用でAV仕様ファミリーコンピュータ、スーパーファミコンJr.、
ニンテンドウ64にも使用可能。
HVC-004 75Ω/300Ω
変換器
75Ω同軸ケーブルを300Ωフィーダ線に変換する。
HVC-005 光線銃シリーズ ガン ファミリーコンピュータ用の光線銃。
HVC-006 光線銃シリーズ ホルスター ガンを腰に下げるホルスター。
HVC-007 キーボード ファミリーベーシックに付属するキーボード。
HVC-008 データレコーダ 対応ソフトのデータをカセットテープに保存できる。
HVC-012 ファミリーコンピュータ ロボット ゲームと連動して動かせるロボット。光線銃の技術を応用したもの。
HVC-021 ディスクカード ファミリーコンピュータ ディスクシステムの記録媒体。クイックディスクがもとになっている。
書き換えができ、通常の黄色のものと、シャッターが付いている青色のもの等がある。
HVC-022 ディスクドライブ ファミリーコンピュータ ディスクシステムの読み込み装置。
専用ACアダプタ、もしくは単二乾電池6本で駆動する。
HVC-023 RAMアダプタ ディスクドライブとファミリーコンピュータ本体を接続する機器。
HVC-025 ディスクドライブ専用ACアダプタ ディスクドライブの電源の一つ。DC端子が現在主流のタイプではない特殊なACアダプタ。
HVC-026 RF延長コード RFケーブルを2メートル延長することができる。
HVC-027 カード
クリーナー
ディスクカードをクリーニングする機器。
HVC-028 カートリッジ ディスクカードをクリーニングする機器。
HVC-029 クリーニング
スプレー
クリーニングカードに吹きかけて使用する。
HVC-030 クリーニング
カード
ディスクドライブのディスクヘッドをクリーニングする機器。
HVC-031 3Dシステム
スコープ
対応ソフトの映像を立体的にみることができる。
HVC-032 3Dシステム
アダプタ
3Dシステムとファミリーコンピュータを接続するアダプタ。
HVC-050 通信アダプタ ファミリーコンピュータでネットワークシステムに接続でき、株取引などが可能。
HVC-051 通信コントローラ 通信アダプタに付属するコントローラ。横長でテンキー状のボタンが付いているのが特徴。
通常のゲームソフトにも使用でき、操作性も良い。
HVC-053 モジュラー
ケーブル
電話線。市販品で代用可能。
NINTENDO64のモデムや、ニンテンドーゲームキューブのモデムアダプタにも付属している。
HVC-054 テレフォン
スイッチ
電話線を分岐させることができる機器。市販品で代用可能。
HVC-101 AV仕様ファミリーコンピュータ 通称Newファミコン。コントローラが取り外せるようになり、マイクが廃止された。AV出力になり、安定した画質が出力できるようになった。なお、テレビとの接続はスーパーファミコンなどと共通のケーブルを使用するが、モノラルケーブルとステレオケーブルしか使用できない。RF出力にはRFモジュレータを使用する。
HVC-102 コントローラ AV仕様ファミリーコンピュータ専用のコントローラ。初代ファミリーコンピュータには使用できない。
初代ファミリーコンピュータ専用のものと大きく形状が変わり、1コントローラと2コントローラの区別がなくなった。
HVC-103 RFモジュレータ AV仕様ファミリーコンピュータ専用のRFモジュレータ。RFスイッチを接続する為に使用する。
HVC-BS ファミリーベーシック ファミリーコンピュータで簡単なプログラムの作成などが出来る機器。
NUS-009 RFスイッチUV RFスイッチの改良版。スーパーファミコンNINTENDO64共用。
本来はNINTENDO64の周辺機器。

他社発売

ツインファミコン立体システム
シャープ発売。名前にツインファミコンとあるが、内容物はファミコン3Dシステムとほぼ同じもので、通常のファミリーコンピュータでも使用できる。
ファミリートレーナー
バンダイ発売。
パワーグローブ
パックスコーポレーションが輸入・販売していた。
スタディボックス
福武書店発売。
データック
バンダイ発売。
Q太
コナミ発売。教育用。
ファミコンフィットネスシステム
ブリヂストンサイクル開発。[5]

グッズ

ファミコンの製造が終了した2003年以降、本体やコントローラーを模した形のグッズが出るようになった。キーホルダー・クッション・時計など様々なものが発売されている。懸賞プレゼントやプライズゲーム用景品など、非売品として世に出るものも多い。これらは子供時代にファミコンに親しんだ人々を主な対象とし、懐かしさを喚起する商品として企画される。グッズではないが、ゲームボーイアドバンスSPゲームボーイミクロには本機をイメージしたカラーバリエーションがある。

その他

「ファミコン」は、当時のその影響力の大きさから早期より普通名称化し、テレビゲームそのもののこと(特にゲームハード)を指す代名詞として用いられた。全く同じ日にセガから発売されたSG-1000SG-1000IIセガ・マークIIINECホームエレクトロニクスPCエンジンなど、同時期に販売された他社のゲーム機も一部の層からは同様に「ファミコン」と呼ばれたり、後にソニー・コンピュータエンタテインメントが発売したプレイステーションに至っても同様の層からは「ソニーのファミコン」などと呼ばれた。家庭用ゲーム機全般を「ファミコン」と呼ぶこの傾向は、ファミコンと共に育った世代を子に持つ世代や孫に持つ世代に多く見られる。

任天堂は新型機となるAV仕様ファミリーコンピュータへの生産切り換えを行いつつ、日本国内においては新作ソフトの製作・販売を終えた後も本体の製造を続けていたが、発売から20年後となる2003年の9月末、部材調達の困難等を理由として生産を打ち切った。累計販売台数約1935万台の大ヒット商品となった。

カセットは作品によって色が違っており、色以外に独自の意匠を凝らしたものも存在した。大容量のロムを採用した作品はカセット自体が大きくなっている。

また、日本を除く東アジアを中心に任天堂へライセンス料を払わずに、日本で発売されたファミコンソフトをそのまま違法コピーしたものやPCエンジン・スーパーファミコン・アーケードゲームなどから勝手に移植されたゲームなどの海賊版ファミコンソフトが出回っていることも実情である。なかには日本製ゲームのパッケージデザインをそのまま盗作している物まである。このほとんどは中国または韓国などで製造されている。

2011年地上波デジタル放送への移行が行われる事によって、アナログチューナー付きのテレビが市場から姿を消す事が予想される。ファミコンはアナログテレビの電波信号を使って出力する仕組みであり、デジタルチューナーには対応していないので使用する事ができなくなる。これは他のRF接続にしか対応していないレトロゲーム機でも起きる問題である。これはアナログ放送でも、ケーブルテレビなどで1chと2chが同時に使われている場合があり、似たような問題が起こっている。

アナログテレビ放送と同じコンポジット映像信号を扱えるRCA端子が備わっているテレビであれば、RF出力の信号をコンポジット出力信号に変換する周辺機器を使うか、新たに回路を組んでコンポジット映像信号を取り出すことで使用が可能になる。例えば、家庭にある古いビデオデッキなどを変換用に使うなどである。もしくは、コンポジット映像信号を出力可能なAV仕様ファミリーコンピュータやツインファミコンを使う方法がある。

ソフト発売当時発行の宣伝用チラシの中に現在特別な価値が認められる物が現れている。具体例としては「スーパーマリオブラザーズ」「ロードランナー」「スターフォース」「魔界村」「ゼルダの伝説1」などのかつての人気ゲームの宣伝用チラシが1枚万単位近い高値で市場流通している。

2007年10月31日をもって任天堂はファミコンおよびスーパーファミコンのサポートを打ち切った。24年もの長きに亘り修理などの依頼は受け付けていたが、本体の製造同様部品調達が困難になったことなどが理由とされている。

人気要因

ファミリーコンピュータが発売された1983年当時、家庭用ゲーム機は日本では既に普及しつつあった。エポック社カセットビジョントミーぴゅう太などがその主な製品である。またファミリーコンピュータが採用している、ゲーム機本体とゲームソフトを別にする「ロムカセット取替え式」という仕組みは1976年に発売されたフェアチャイルドセミコンダクターの家庭用ゲーム機Video Entertainment Systemが、サードパーティーという概念は1977年にアタリが発売したVideo Computer Systemが既に作り上げたものだった。つまりファミリーコンピュータは成熟市場に後発参入した何等新しい点の無い製品に過ぎない。にも関わらず、突出した低価格やゲームに特化した高い性能という強みを活かす事で一気に業界の頂点にまでのし上がっていった。

家庭用ゲーム機業界内の後発商品としての利点も有った。アタリはファミコン発売以前に日本で大量の宣伝攻勢をかけており、テレビゲームの認知度及び需要を大きく上げていた[6]。またファミコンの14800円という価格も、ファミリーコンピュータ発売2ヶ月前に24800円で発売されたアタリのAtari 2800と比べて「値ごろ感」があったとされている。

当時の任天堂の販売戦略としては次の様な要目があった。

低価格設定
手軽に買える価格設定を行い、親が子供に買い与え易いようにする
高性能
パソコン的な部分を排除し、ゲーム専用機に絞ったことにより高性能化を実現する
ソフトの重視
多彩なソフトをどんどん発売し作品数拡充を図る。ユーザーが常に新しいソフトを欲しがるようにする

低価格

当時任天堂社長だった山内溥は、当初「本体価格を1万円以下に抑えよ」との要求を出しており、それを踏まえて上村雅之らのハード開発部隊は徹底的に製造費を下げる方針を採った。一例として、本体付属のコントローラがアタリのジョイスティック型ではなく十字キー型を選択したのは、「子供がうっかり踏んづけても壊れにくい」構造にするという理由も有るが、主眼は製造費用の抑制のためである[7]。さらに当初コントローラはコネクタ接続を予定していたが、コスト低減のためにコネクタを省略して本体直付けとした[8]。また本体のプラスチックが白と赤の2色となったのも「プラスチックの中で最も原価が安いものを選んだ」結果である[7]。ただし本体の色については「山内の指示で赤が選ばれただけで、製造費低減のためではない」とする説もある[9]

またこれまでのゲーム機は主に玩具流通で販売されていたが、ファミリーコンピュータはディスカウントストアでも販売され、価格も9,800円と値下げされていた。14,800円でも敬遠していた一般層がこれを機に購入するようになり、爆発的な人気に発展したとされている[6]。ただし値下げ販売を快く思わなかった任天堂は、値下げ店への対策として一時出荷を停止している[10]

高性能

当時、山内はゲーム業界を衰退させた「アタリショック」を真剣に捉えており、「少なくとも他社が1年は追随できない物を作れ」との命令の下開発が始まった。当時の家庭用ゲーム機はパソコンのICチップを流用したものがほとんどで、表現、処理性能に乏しく、ファミリーコンピュータの様にICチップをゲーム機専用に開発しようと考えた会社は任天堂以外なかった。結果として発売半年で47万台、翌年で165万台を売り上げ、競合する他社はその後遂にその牙城を崩すことはできなかった。任天堂がリコーに「2年で300万台保証する」と約束した為にカスタムLSIの価格を抑えられたという話があるが、山内溥社長はこの話を否定している[11]

カスタムチップのベースCPUに、当初任天堂側はアーケードゲームで使い慣れていたZ80を希望したが、リコー側は自社がロックウェルからライセンスを取得していた6502を使うことを推奨した。リコーは「6502を使うとチップ面積がZ80の1/4になりコスト面で有利なほか、日本国内で6502はあまり普及しておらず他社に真似されにくい」との理由で6502を勧め、任天堂側でも検証の結果「画像表示用プロセッサとの相性が良い」との理由で6502を採用することになった[12]

カスタムチップの仕様を決めるに当たり宮本茂の様なゲームデザイナーの要望を取り入れたことも、当時としては画期的な事だった。当初上村らが設計したチップでは、最終的な本体価格が2万円を大きく上回る製品になってしまうことが判明したため、製造費低減策として使用できる色の数を減らしたり、音源の性能を落としたりする必要が出てきたが、この際最終的な色の仕様などは宮本が決定したという[13]。この様な工夫により製造費を下げつつもゲームの品質を損なわない一定の水準を確保したことも、後の人気の大きな要因となった。

関連項目

ソフト一覧

その他

脚注

  1. ^ NewFCのようなファミコン
  2. ^ 同世代のハードウェアでは、セガSG-1000IIでこれと同様のボタン改良を行っている。
  3. ^ ●AV仕様ファミコン
  4. ^ ●初期発病者を惑わすメーカーの罠!
  5. ^ 沿革|自転車|ブリヂストンサイクル株式会社
  6. ^ 土屋新太郎『キャラクタービジネス その構造と戦略』(キネマ旬報社、1995年)ISBN 978-4873761237
  7. ^ NHKスペシャル新・電子立国』第4巻「ビデオゲーム・巨富の攻防」(相田洋著、日本放送出版協会1996年)pp.274 - 280
  8. ^ 【任天堂「ファミコン」はこうして生まれた】第8回:ファミコン誕生、家庭用ゲーム機の代名詞に p.4 - 日経トレンディネット
  9. ^ 【任天堂「ファミコン」はこうして生まれた】第8回:ファミコン誕生、家庭用ゲーム機の代名詞に p.5 - 日経トレンディネット
  10. ^ Business Media 誠:“高橋名人”という社会現象――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る(前編) (5/5)「そこで(任天堂の)社長さんがちょっと怒ったようで、『安く売るなら(出荷を)やめよう』となって、3カ月くらい出荷を止めたみたいです。」との記述がある。
  11. ^ 300万台保障は伝説!?
  12. ^ 【任天堂「ファミコン」はこうして生まれた】第7回:業務用機の仕様を家庭用に、LSIの開発から着手 p.3 - 日経トレンディネット
  13. ^ 『新・電子立国』第4巻・pp.283 - 287

外部リンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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『ファンタジーゾーン』(FANTASY ZONE)はセガ1986年に発売した業務用横スクロールシューティングゲームそしてこのゲームは、知るものが少ない1980年代セガから生まれた、最初のロールプレイングゲームでもある、とされている。。任意方向へのスクロールと買い物によるパワーアップシステムが特徴。キャッチフレーズは「その昔。遥か宇宙の彼方にファンタジーゾーンがあった。」 本項では、後年この作品を原典として制作された派生作品や移植作品についても解説する(特記無き場合は1作目に関しての記述)。
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ポニーキャニオン
株式会社ポニーキャニオン()は、フジサンケイグループ傘下の大手映像・音楽ソフトメーカーである。フジ・メディア・ホールディングスの連結子会社で、同社映像音楽グループに属する。欧米メジャーに属さない独立系レコード会社としては世界有数の規模を誇るフジパシフィック音楽出版のWebサイト(英語版〈[http://www.fujipacific.co.jp/company/english.html]〉)に'PONY CANYON is one of the largest independent labels in the world.'の記述がある。 なお、当社の公式の通称は「ポニキャン」(「ポニキャニ」ではない)であり、当社が開設しているアニメーション情報サイトの名称も「[http://ponican.jp/ ぽにきゃん@いんたーねっつ]」である。
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