変身(へんしん)とは、特撮やアニメなどにおいて特殊な能力を持つ姿になること。変身するときは何らかのかけ声と共に「決めポーズ」がとられることが多い。ヘンシンと表記することもある。スーツや武器などの装着が行われるだけの場合もあり、日本語的には「変装」と呼ぶほうが適していることもあるが、「着替え」「変装」などではなくあくまで「変身」と呼ぶ。
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特撮作品において、アメリカ作品『スーパーマン』(日本での放映は1956年)や1966年の『ウルトラマン』等、変身シーンも存在したが、それ自体を明確に売りにしたのは1971年に放送が始まった『仮面ライダー』が最初である。その後のブームは「変身ブーム」と呼ばれ『人造人間キカイダー』、『快傑ライオン丸』など、さまざまな作品がブームを盛り上げ今日に至るようになった。この時期の特撮作品の総称は、巨大ヒーローも含めて「第二次怪獣ブーム」と文献などで呼ばれることがある。
テレビアニメにおいては1964年の『ビッグX』で『ウルトラマン』に先んじて変身シーンが描かれている。またアニメでは、変身の過程をじっくりと表現することが多い。1973年に『キューティーハニー』では変身時に変身前の衣装が破けて裸になることが話題となった。
主流の作品が時代と共にヒーロー物からロボットアニメにシフトした為、タツノコプロ作品以外では少女向けの魔法少女アニメ作品で描かれる機会が多いのも特色である。『美少女戦士セーラームーン』や『ふたりはプリキュア』などの作品がある。
変装が変身として扱われるのは、劇中において演出として瞬時に衣装を早変わりさせるシーンが存在する事にも起因する。『怪盗セイント・テール』は劇中においては魔法に類する能力は皆無の普通の人間であるにも拘らず、手品で服装を変えるシーンをもって魔法少女アニメとして扱われた事がある。
この変身という概念は日本でつくられたものだが、日本国外でもつかわれるようになった。スーパー戦隊シリーズ、仮面ライダーBLACK RXをリメイクしたパワーレンジャー、マスクド・ライダーの放送が要因となっている。アメリカでのリメイク元であるサバン・エンターテイメントは、オリジナル作品としてVR Troopersを製作し、日本でも放送された。高屋良樹の強殖装甲ガイバーは2度アメリカ映画として実写化されている。
視聴者に真似しやすい決め台詞や決めポーズが存在し、作品世界を一段と没頭しやすいものにしている。
また、特撮やアニメの製作側においても、このシーンによって時間稼ぎを行ったり、適度にカットして、脚本の時間調整を行える。
さらに、変身アイテムを使用・販売することにより、ヒーローを一層身近なものにしている。玩具会社にとっても、変身アイテムは重要な商品の1つとなっている。
また、作品的にも、なぜヒーローが力を得たのか、変身前後の服装の変化、変身シーンというトンネル効果によって、 視覚的に分かりやすくしている。
変身によって、ヒーローは超人的な能力を得られる。変身のパターンはヒーローによって異なるが、その能力は基本的には以下のような分類が可能と思われる。
近年、変身後の形態が複数存在する場合が多い。
変身する際に、変身アイテムを使用することもある。例えば、『ウルトラマン』のベーターカプセルや、『ひみつのアッコちゃん』の魔法のコンパクトなどがそれである。
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