弘道館(こうどうかん)は、江戸時代中期に日本の佐賀藩に作られた藩校である。
目次 |
佐賀藩第8代藩主 鍋島治茂が古賀精里(儒学者)に命じ、佐賀城に近い松原小路に藩校弘道館を設立した。
設立にあたり熊本藩校時習館をモデルとした。鍋島治茂は石井鶴山(儒学者)を熊本藩に派遣し、成功した改革と藩校の関係を学ばせた。改革の秘訣は「改革の担い手となる人材の育成」にあった。 古賀精里は弘道館の初代校長格、石井鶴山は教頭格となった。
その後、第10代藩主 鍋島直正が北堀端に移転拡充し蒙養舎を設立した。蒙養舎では15歳以下の藩士の子弟を教育した。古賀精里の子である古賀穀堂は直正の教育係を務めた。
弘道館の教育理念は旧制佐賀中学校(現・佐賀県立佐賀西高等学校)と勧興小学校(現・佐賀市立勧興小学校)に受け継がれた。 勧興小学校は年少者が学んでいた蒙養舎を継承して開校した。その校舎の2階には現在も資料室「懐古堂」がある。 旧制佐賀中学校は弘道館跡に開校した。