抗争事件(こうそうじけん)は、同一業界に於ける勢力争いで、暴力団組織同士が話し合いではなく、暴力で相手組織に対して攻撃や報復を繰り返す反社会的事件。公安や一般人に対して行う不法行為も含む。
主に拳銃や刀などを使用する。抗争用の拳銃の主な入手方法は、海外からの密輸入に依存している。裏社会で売買される拳銃の大半は、米国/フィリピン/欧州/ロシア/中国の各製造国に上がる。その他では、モデルガン改造銃や旧日本軍の旧式銃などが該当する。
近年、「銃1丁は組員10人に匹敵する戦力」「組員1人に銃1丁」として、拳銃に加えて、より殺傷力の大きい自動小銃等の銃器や、手榴弾等の爆発物がみられ、暴力団の武装化が一段と進展していることがうかがわれる。これらの武器は、フィリピン、米国等の諸国から貨物等に隠匿されて密輸入されたり、国内で密造や改造されたりしているものであり、暴力団の間で拳銃1丁は数十万円で売買されている。
かつては抗争事件の犯人の多くは、替え玉も含めて警察に自首するなどして逮捕されてきたが、現在では抗争事件を起こし、市民に危害が加わると、組長まで責任を問われるように暴対法改正が行われ、そしてなにより警察が強烈な締め付けを行うため、現在の暴力団は共存共栄が主流であり、抗争が起こると、トップがすぐに手打ちを行う為、近年は抗争そのものが激減し、抗争事件の検挙率は低下している。