リンクメーカー| トラック| ヘルプ| ログイン

明王

百科事典|ウェブ|画像|動画

密教
仏教
金剛乗仏教
時代・地域
初期 中期 後期
インド チベット 中国 日本
主な宗派(日本)
東密
※は、「真言宗各山会」加入
- 古義真言宗系 -
高野山真言宗
東寺真言宗
真言宗善通寺派
真言宗醍醐派
真言宗御室派
真言宗大覚寺派
真言宗泉涌寺派
真言宗山階派
信貴山真言宗
真言宗中山寺派
真言三宝宗
真言宗須磨寺派
真言宗東寺派
- 新義真言宗系 -
真言宗智山派
真言宗豊山派
新義真言宗
真言宗室生寺派
- 真言律 -
真言律宗
台密
〈日本〉天台宗
如来 菩薩
如来 菩薩 明王
経典
大日経 金剛頂経
蘇悉地経 理趣経
思想 基本教義
即身成仏 三密 入我我入
曼荼羅 護摩
東密
古義 (広沢流 小野流) 新義
関連人物
東密
金剛薩埵 龍樹
龍智 金剛智 不空 恵果
空海
真言律
叡尊 忍性 信空
台密
最澄 順暁 円仁 円珍
ウィキポータル 仏教

明王(みょうおう、Skt:vidyā-rāja)は密教における尊格及び称号で、如来の変化身ともされる。

明王の語義

明王の「明」vidyāはサンスクリット語で「知識」「学問」を意味する一般的な名詞であるが、密教の文脈においては、特に仏が説いた真実の智慧、真言のことを指し、明あるいは明呪と漢訳される。

rājaは王を意味し、仏名にもしばしば含まれる尊称である。すなわち、明王とは、「仏の知恵(真言)を身につけた偉大な人」という意味である。また、この明(真言)を身につけた者を持明者(vidyā-dhara)と呼び、明王とはその持明者たちの王(rajā)であるとも説明される。

概要

一般に、密教における最高神大日如来の命を受け、仏教に未だ帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担った仏尊を指す。この尊格は強剛難化な衆生を教えに導く役割を負っているため教令神(きょうりょうしん)あるいは教令輪神(きょうりょうりんじん)という名で呼ばれる。或いは全ての明王は、大日如来が仏教に帰依しない強情な民衆を力づくでも帰依させるため、自ら変化した仏であるとも伝えられる。そのため、仏の教えに従順でない者たちに対して恐ろしげな姿形を現して調伏し、また教化する仏として存在している。

たとえば、不動明王は火生三昧(かしょうざんまい)と呼ばれる炎の世界に住し、民衆を教えに導きながらも人間界の煩悩や欲望が仏界に波及しないよう聖なる炎で焼き尽くすと言われる。このため、炎の神力を以て祈願を行う護摩法要本尊には、炎を司る不動明王が据えられる。

明王は一般的に「天」と名の付く天部の神々毘沙門天帝釈天弁才天等)と同様に、古代インド神話に登場する神々、特に夜叉阿修羅と呼ばれた悪鬼神が仏教に包括されて善の神となった者が多いのが特徴である。明王はもともと古代インド神話においても「天」より高い見地に所在していた神であることが多く、仏教に包括された後も「天」は仏の世界を支える須弥山という山の守護を主役割とし、明王は民衆の教令を主とするなどその役割に違いが現れている。


明王は一般的に忿怒(ふんぬ)の相で火炎を背負い、髪は怒りによって逆立ち、法具や装飾品は極力身に付けず、法衣は片袖を破って動き易くし、武器類を手に持った姿で表現されることが多い。ただし孔雀明王のような例外もある。 憤怒の相は単なる怒りを表現したものではなく、

  • 仏教に帰依しない民衆を畏怖させてでも教えに帰依させんとする気迫を表したもの
  • 仏教に帰依せず、仮の快楽に心浮かれている民衆の有り様に心砕く様=丁度親不孝者の一人息子の将来に心を砕く老いた父親の内心の如き悲しみを表したもの
  • 仏界を脅かす煩悩や教えを踏みにじる悪に対する護法の怒り

等を表現したものであり、人々の仏性を開発し悪を討つ力を持った明王ならではのものである。

これらのことから、天部に対して区別するため、明王部あるいは、忿怒部といわれる。

なお、明王には女性(妃)尊もある。これを明妃(みょうひ、vidyā-rājñī)といい、チベット仏教では、男女の抱擁している尊像が多く散見される。

日本には奈良時代に明王に関する経典が将来されているが、体系的に伝来したのは、真言宗系統では空海天台宗系では円珍以降、平安時代になってからのことである。

主な明王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Text is available under GNU Free Documentation License.
明王と関連のある記事を表示しています。
不動明王
不動明王 (ふどうみょうおう)、梵名アチャラ・ナータ (अचलनाथ [acala naatha])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。また、五大明王の中心となる明王でもある。
関連93百科事典ウェブ画像動画
愛染明王
愛染明王(あいぜんみょうおう)は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の1つ。梵名ラーガ・ラージャ(Ragaraja)は、サンスクリット経典にその名は見られず、また、インドでの作例もない忿怒尊である。
関連37百科事典ウェブ画像動画
截金
截金・切金(きりかね)は、細金(ほそがね)とも呼ばれ、金箔箔・プラチナ箔を数枚焼き合わせ、細い直線状に切ったり、三角形菱形型などの形に切った截箔(きりはく)を組み合わせ、筆と接着剤を用いて貼ることによって文様を表現する伝統技法である。伝統的には仏像仏画の衣や装身具を荘厳するために発達してきた。現代では工芸品として利用されることも多い。
関連31百科事典ウェブ画像動画
関連記事をすべてみる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Text is available under GNU Free Documentation License.
動画検索:明王
明王の動画検索結果を表示しています。
03:21
福山駅付近から明王台展望台まで
再生回数:2,548回評価:提供:You Tube
  
08:46
第31回(2008年)大須大道町人祭「金粉ショウ(明王殿)/大駱駝艦」1/4
再生回数:8,007回評価:提供:You Tube
  
00:37
2009-63金剛夜叉明王-1050
再生回数:204回評価:なし提供:You Tube
  
00:35
稚児ヶ滝不動明王(4)
再生回数:447回評価:なし提供:You Tube
  
01:40
比良山系 明王谷 三ノ滝
再生回数:9,263回評価:提供:You Tube
  
ようこそDIS/MASへ
ログイン | 新規登録
おすすめキーワード
関連ワード
その他の候補
おすすめの作品