| 日本の行政官庁 海上保安庁
かいじょうほあんちょう |
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海上保安庁が設置される中央合同庁舎第3号館
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| 長官 | 岩崎貞二 |
| 次長 | 鈴木久泰 |
| 警備救難監 | 城野功 |
| 組織 | |
| 上部組織 | 国土交通省 |
| 内部部局 | 総務部、装備技術部、警備救難部、海洋情報部、交通部 |
| 地方支分部局 | 管区海上保安本部 |
| 概要 | |
| 所在地 | 東京都千代田区霞が関2丁目1番3号 |
| 定員 | 1万2593人[1] |
| 年間予算 | 1824億2200万円[2] (2009年度) |
| 設置 | 1948年5月1日 |
| 前身 | 運輸省海運総局不法入国船舶監視本部 |
| 海上保安庁 Japan Coast Guard | |
海上保安庁(かいじょうほあんちょう、英語:Japan Coast Guard)は、日本の官公庁のひとつ。国土交通省の外局である。略称は海保(かいほ)、保安庁(ほあんちょう)、JCG。
目次 |
海上の安全および治安の確保を図ることを任務とする行政機関であり、国土交通省の外局となっている。主に、海難救助・交通安全・防災及び環境保全・治安維持が任務の内訳となるが、現実には海洋権益の保全(領海警備・海洋調査)をも任務としている。諸外国の艦艇に対応する任務は、海上自衛隊が担当し、船舶に対する任務は海上保安庁が負う。
諸外国では沿岸警備隊(コーストガード)、国境警備隊等と呼ばれる準軍事組織に相当し、戦争の際は軍隊の一部として参戦することが国際法では認められているが、日本はこれを否定している。そのため後述の通り、有事の際に防衛大臣の指揮下に組み込まれる可能性はあるが、自衛隊には編入されず常に警察任務と海難救助に徹する。職員数は約1万2千人、予算規模は約1500億円程度(海上自衛隊は約1.1兆円)で、人員の大部分は海上保安官である。海上航行に不可欠な羅針盤をデザインした意匠を使用している。
英称は1948年の開庁以来 Maritime Safety Agency of Japan(略称:MSA または JMSA 「日本国海上保安庁」の直訳)を用いてきた。だが、諸外国の船員等の間で「海上警備機関か海事サービス機関か不明瞭」との声が多かった。そのため、2000年から Japan Coast Guard(略称: JCG 「日本国沿岸警備隊」の意)に改められた。
1948年(昭和23年)、芦田内閣の下で設立された。これは第二次世界大戦後、それまで日本周辺海域における法秩序の維持にあたってきた日本海軍が掃海部隊を除いて解体され、日本の海上における救難・治安の維持および海上交通を担当する世界初の海上警察・救難総合機関として、運輸省(現国土交通省)外局に設立されたものである。
1952年(昭和27年)には第3次吉田内閣の下、より軍事組織に近い海上警備隊が海上保安庁附属機関として組織されたが、これはまもなく警備隊として分離され、後の海上自衛隊となった。保安庁創設に際して、治安組織の一元化の見地から、海上保安庁も海上公安局に改組されて、保安庁の下に置かれることになっていた(保安庁法及び海上公安局法)。ところが、海上保安庁側の猛反発により結局、保安庁法の海上公安局に関する規定及び海上公安局法は施行されないまま、それに代わる自衛隊法の制定によって廃止となる。そのため、海上保安庁は改組を免れてそのまま存続することとなった。
新設された海上保安庁への旧日本海軍幹部の入庁は、海軍幹部が公職から追放されていたため、航路啓開(掃海)部門等を除いて基本的になかった。代わって、警察機構を有していた旧内務省出身者、警察官や海事の専門家として東京・神戸の高等商船学校出身者が多く入庁した。とくに保安官については、トップの三田一也(元海軍中佐)警備救難監以下、高等商船学校出身者が幹部を占めた。高等商船学校出身者は、海軍予備員として大戦中応召し士官として海軍に属していたが、海軍兵学校出身の現役将校等に比べて、激戦地において、過酷な輸送任務を強いられたため、多大な戦死者を出していた。そのため高等商船学校出身の海軍予備士官と海軍兵学校出身の海軍正規士官の派閥は、極めて険悪な状態が長らく続いていたといわれていた。
また、創設当時の海上保安庁(保安局)は、当分の間旧海軍艦船の保管に関する事務を掌るものとされていた[3]。
海上保安庁の担任水域は、領海、接続水域、排他的経済水域(EEZ)、日米SAR協定に基づく捜索救助区域(本土より南東1200海里程度)である。このうち領海とEEZを合わせた面積だけでも約447万km2あり、領土(約38万km2)の約11.8倍に相当する。これにSAR協定分担域を合わせると、国土面積の約36倍という広大な水域を担当していることになる。捜索救難任務で、海上保安庁の能力では対処困難な場合は、各管区海上保安本部から海上自衛隊に災害派遣の要請が出される。災害派遣の要請を受けた海上自衛隊では、護衛艦、哨戒機、救難飛行隊などを派出して海上保安庁の活動に協力する態勢が敷かれる。
海上保安庁の活動範囲は当初は「港、湾、海峡その他の日本国の沿岸水域において」(制定時の海上保安庁法第1条第1項)と限定されていたが、後に改正されて単に「海上において」と規定され、活動範囲の限定が解除された。そのため、活動範囲は全世界に及ぶ。一例として、専用船「しきしま」によるヨーロッパ - 日本間のプルトニウム輸送護衛任務、マラッカ海峡における海賊捜索任務などがある。
海上保安庁は海上における警察・救難・交通業務を総合的に司ることを念頭に世界で初めて設置された海上警察機関である。よって、法第25条[4]により、海上保安庁は軍隊ではない事が規定されている。そのため、マーク・制服等は軍隊色をイメージしない物が取り入れられている。
一般的に国境警備隊・沿岸警備隊は、「準軍事組織」と認知されている。
巡視船艇の船舶自体の運航体制は民間船舶とほぼ同様であり、海上保安業務等は残りの乗組員により執行される。また停泊中は数名の当直を残し船内若しくは宿舎等で待機となる。
自衛隊法第80条[5]により、有事の際防衛出動や内閣総理大臣の命令による治安出動において特に必要な場合には、内閣総理大臣の命令により防衛大臣の指揮下に組み入れられる可能性がある。これは海上保安庁の設立モデルとなった米沿岸警備隊が戦時には米海軍の指揮下に入り、「軍隊」として運用される規定に倣ったものである。
但し、防衛大臣の指揮下に入った場合でも、その行動範囲や活動権限は特に通常時と変わらない(特に武器の使用については、あくまでも警察官職務執行法に従わなければならない)ことから、あくまでも自衛隊が必要とするところ(自衛隊施設など)への警備を手厚くするよう指示したり、実際の警備行動において自衛隊と海上保安庁の各部隊を一元的に指揮し、両者の連携を円滑にする程度に留まると思われる。また、「文面を見る限り、自衛隊法第80条は、海上保安庁法第25条と矛盾するのでないか?」、との指摘もあるが、防衛大臣の海上保安庁の部隊に対する指揮は、直接行われるのではなく、海上保安庁長官に対して(間接的に)行われるに過ぎない[6]。その為、矛盾しないものと考えられている。
1999年に能登半島沖不審船事件が発生し、このとき海上自衛隊に初の海上警備行動が発動された。このときの反省を受け、不審船対策についての海上保安庁と海上自衛隊との「共同対処マニュアル」を策定、情報連絡体制の強化や連携訓練を行っている。また、海上自衛隊が海上保安庁の任務を一時的に肩代りするものであるから、そのときの活動は自衛隊といえども警察官職務執行法・海上保安庁法が準用される。従って、不審船問題の対処として、海上自衛隊との連携のほかに、海上保安庁自身の装備能力が増強され、2001年には海上警備業務における武器使用について海上保安庁法の改定がなされた(第20条第2項)。この改定の直後、九州南西海域工作船事件が発生した。
| 海上保安庁 |
|---|
| 海上保安庁本庁 |
| 総務部 装備技術部 警備救難部 海洋情報部 交通部 |
| 地方機構 |
| 第一管区 第二管区 第三管区 第四管区 第五管区 第六管区 第七管区 第八管区 第九管区 第十管区 第十一管区 |
| 教育機関 |
| 海上保安大学校 海上保安学校 |
| その他 |
| 海上保安庁長官 海上保安官 海上保安庁法 海保の保安部一覧 海保の隊等一覧 海保の装備品一覧 船艇一覧 |
総職員数は12,297名(2004年度[7])であり、これは愛知県警とほぼ同じである。参考までに、警察官は約246,500名(2004年度)、海上自衛官は約44,400名(2004年度)である。
海上保安庁の地方支分部局として、11の管区海上保安本部が設置されている。
| 管区名 | 本部所在地 | 担当区域 |
|---|---|---|
| 第一管区 | 北海道小樽市 | 北海道(北方領土含む) |
| 第二管区 | 宮城県塩竈市 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県(沖合い水域は太平洋側のみ担当) |
| 第三管区 | 神奈川県横浜市中区 | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県 |
| 第四管区 | 愛知県名古屋市港区 | 岐阜県、愛知県、三重県 |
| 第五管区 | 兵庫県神戸市中央区 | 滋賀県、京都府(南丹市以南)、大阪府、兵庫県(瀬戸内海側)、奈良県、和歌山県、徳島県、高知県 |
| 第六管区 | 広島県広島市南区 | 岡山県、広島県、山口県(瀬戸内海側)、香川県、愛媛県 |
| 第七管区 | 福岡県北九州市門司区 | 山口県(日本海側)、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県(水域上は熊本県の有明海も担当) |
| 第八管区 | 京都府舞鶴市 | 京都府(京丹波町以北)、福井県、兵庫県(日本海側)、鳥取県、島根県(竹島含む) |
| 第九管区 | 新潟県新潟市中央区 | 新潟県、富山県、石川県、長野県(沖合い水域は東北地方の日本海側も担当) |
| 第十管区 | 鹿児島県鹿児島市 | 熊本県(水域上は有明海を除く)、宮崎県、鹿児島県 |
| 第十一管区 | 沖縄県那覇市 | 沖縄県(尖閣諸島含む) |
詳細は「海上保安官」を参照
1998年に、国民に親しみをもってもらうために、設立50周年記念してマスコットキャラクターが制定された。タテゴトアザラシの子供をモチーフに「うみまる」が制定されている。2002年には妹分の「うーみん」も制定された。これらのキャラクターは広報活動で積極的に用いられている。
また、秋田のなまはげや青森のねぶた等の全国のご当地バージョンも存在する。
詳細は「海上保安庁の装備品一覧」を参照
2008年4月現在の現有船艇を一覧にする。なお、警備救難業務用船と設標船・灯台見回り船は各海上保安部署に、測量船は本庁海洋情報部および管区海上保安本部に、航路標識測定船は本庁交通部にそれぞれ配備されている。
海上保安庁の航空機は、警察・消防・防災機関と同様に民間航空機の範疇であり航空法が適用され、自家用航空機として区分される。この為、機種選定に当たっては民間用航空機の中から選定され、これらに必要な追加装備を搭載若しくは改造をしている。
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![]() 07:54 | 領海侵犯する韓国密漁船団 VS 海上保安庁part1 |
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![]() 06:22 | 領海侵犯する韓国密漁船団 VS 海上保安庁part2 |
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![]() 10:00 | 【九州南西海域工作船事件】 The Japan Coast Guard received the attack. |
再生回数:624,855回評価: 提供:You Tube | |
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![]() 09:39 | Japan Coast Guard(海上保安庁)documentary2-1 |
再生回数:8,913回評価: 提供:You Tube | |
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![]() 09:34 | Japan Coast Guard(海上保安庁)documentary2-5 |
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