BMW・5シリーズはドイツの自動車メーカー、BMWが生産する乗用車である。
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5シリーズは5人乗りのセダンもしくはステーションワゴンである。欧州ではセグメントEの大きさに分類される乗用車の代表的なモデルである。
米国道路安全保険協会(IIHS)によって実施された2006年度調査において、後方からの追突時の安全性が「POOR」(危険)という評価がなされたが、2007年6月のMC後のモデル以降は「GOOD」(安全)との評価を得ている。
2008年1月には累計生産台数が500万台に達した[1]。
をあらわす。
初代5シリーズ。「ノイエクラッセ」と言われた1800/2000系の後釜としてデビューした。 日本へはバルコム・オート・トレイディングが輸入していた。 正規輸入車の最初期導入モデルは日本の法規に合わせてフェンダーミラーを装備していたが、途中からドアミラーに変更された。 1977年にマイナーチェンジを行い、グリル、ボンネット、リアコンビネーションランプ等が新しくなり、同時に給油口がリアナンバープレート横から右リアフェンダーへ移動している。
日本に正規輸入されたモデルは以下の通りである。
欧州では末期に3.5リッターの535i及びエアロパーツを纏ったM535iが発売される。
2代目5シリーズ。6シリーズ(E24系)とプラットフォームを共用する。デザイン面では初代の焼き直し感が強い。当時、BMWは風洞設備を持たなかった為に、風洞実験によって設計された同世代のアウディ100と比較すると空力面での遅れは否定できなかった。このモデルから高性能なM5が販売される。BMW直系ディーラーのBMW Japan Corp.が輸入・販売を行っていた。
日本に正規輸入されたモデルは以下の通りである。
当時は排ガス規制により国内仕様は欧州仕様に比べパワーがダウンしていたこと、今ほどディーラー網が整備されていなかったことからいくつかの並行輸入モデルが存在した。 ニーズに合わせ、520i(129馬力)、528i(2.8Lのビッグシックス、184馬力)、M535i(218馬力)が並行輸入業者によって販売された。 なお、次のE34からは国内仕様のパワーダウンが無くなったことやディーラー網の発達により並行輸入車はほとんど無くなった。
M5 (E28)初代
3代目5シリーズ。 E32型7シリーズと共通する印象のスタイルであった。Cd値は0.30-0.32を達成し従来型から飛躍的に向上した。また、ミディアムクラス(W124)を見習いボディ剛性も大幅に向上させたが、同時に車重も増えてしまった。(W124よりおよそ100kg重い)増えてしまった車重の為に、本国では先代の量販グレードであった518iが切り捨てられた。
535iはビッグシックスと呼ばれる名機を搭載した、最終モデルである。先に登場した735iにも採用された第3世代DME(デジタル・モーター・エレクトロニクス)制御となり出力の向上を果たしている。
1988年、まず日本に導入されたのが、直列6気筒SOHCエンジンを搭載する525i 535iであった。
1991年に520i、525iがDOHCに変更するとともに、オートマチックトランスミッションが4速から5速となる。(なお535iは4速AT)
1993年にはマイナーチェンジを行い、V型8気筒DOHCエンジンを搭載する530i、540iが導入されたため、直列6気筒 3.5リッターエンジンを搭載する535iが消滅。V8モデルには熱対策の為にワイドキドニーグリルが与えられた。また、全車に運転席エアバッグを装備。
1994年には直6モデルにもワイドキドニーグリルを与えた。助手席側のエアバッグも標準装備となった。同時に525i、530i、540iにM社製のエアロパーツ、スポーツサスペンション、スポーツシート、BBS製2ピースアルミホイール等を装備したスポーツパッケージが設定される。
日本に正規輸入されたモデルは以下のようになっている。
ツーリング(ステーションワゴン)は1992年から導入開始。 2枚式の巨大なパネルサンルーフがツーリングモデル最大の魅力であった。(525iにはオプション) ただ、剛性面で難があった感は否めず、以降のBMWツーリングモデルには一度も採用されていない。 本国では520iからM5までのラインナップが存在したが、日本導入モデルは以下の2種である。
M5(E34)2代目
1993年には排気量を3.8リッターに拡大し馬力を向上させる。タイヤサイズは変わらないものの、ホイールは一般的なデザインに改められた。そして1994年の改良では6速マニュアルと18インチタイヤが採用された。 最高速度はリミッターによって250km/hに制御される(ちなみに250km/hという数字は、1987年、750iの発売に当たってメルセデス・ベンツとの紳士協定で交わした両社サルーンの最高速度である)。
カナダ市場では540iにM5と同じ外観と6速マニュアルを組み合わせたM540iが発売された。 その他、4輪駆動モデルの525iXやディーゼルの524td、525tdsなどが発売されたが日本市場に正規輸入はされなかった(但し4輪駆動モデルはアルピナB10-3.0Allradのみ、アルピナの正規ディーラー・ニコルにて僅かながら販売された)。
4代目5シリーズ。エクステリア・デザインは、BMWのデザイナーである永島譲二。先代よりボディーサイズを拡大したが、空気抵抗係数(Cd値)は0.29-0.30である。アルミ製サスペンションを採用し軽快なハンドリングを実現すると共に、ASC+Tと呼ばれるトラクションコントロールを直列6気筒モデルに装着した。V型8気筒モデルにはASC+Tを発展させたDSCと呼ばれる横滑り防止機構を装備。
パッシブセーフティの面でも充実しており、初期モデルではエアバッグがフロント左右、サイド・エアバッグの4エアバッグであったが最終的にはITSヘッド・エアバッグを含む10エアバッグにもなった。 電子制御デバイスの導入にも積極的で、自動防眩機能を内蔵したルームミラーやレインセンサー付きのワイパーなどが装備される。但し、電子部品を多用、導入した初期型のE39は、電子部品の故障が頻発しており、中にはエンジンコンピュータやASC+Tコンピュータなどメインとなる部品の故障も多い。
1997年には直列6気筒モデルにステーションワゴンのツーリングが追加される 1998年には直列6気筒モデルのトランスミッションがマニュアルモード付きのステップトロニックと変更を受けると共に、可変バルブ機構のVANOSが吸排気 の両方に作動するダブルVANOSに進化。 1999年にはM社がデザインしたエアロパーツやホイール、内装を持つスポーティーなMスポーツが追加される。
2000年にフェイスリフトを行い、1996年から2000年までのモデルが前期、2000年以降が後期となる。前期と後期の外見上の一番大きな識別点はイカリングと呼ばれるエンジェルライトを装備している。 後期型では直列6気筒(M52)エンジンを一新して、パワーアップを図りつつ排ガスもクリーンになった。2.8リッターが廃止になり528iがカタログ落ちし530iが加わる。M52エンジンから進化したM54エンジンは当時世界最高水準のパフォーマンスであった。
トヨタ・マークXはこのE39型を目標に開発を進められた。
日本に正規輸入されたモデルは以下のようになっている。
前期型525iは先代525i(E34)と比べて出力が192馬力→170馬力とダウンしていたため、欧州では523iとして販売されていたが、日本では525iを名乗っていた。
後期型
M5(E39)3代目
5代目5シリーズ。先代のE39よりボディーサイズが拡大した。重量増加を抑えるため、ボディのうちAピラーより前のフロント部分がアルミニウム構造である。「E60」はセダン、「E61」はツーリング(ワゴン)のモデルコードである。
デビュー当初のエンジンは直列6気筒モデルはE39のエンジン(M54)をキャリーオーバーするが、V型8気筒モデルは新開発のものでバルブトロニックを装備する。全エンジンが新しい6速オートマチックを搭載する。本国では4気筒2,000ccモデル、ディーゼルエンジンモデル、各MT仕様、各xDrive(4WD)仕様もラインナップされるが、日本へは導入されていない。
主なテクニカルハイライトは全モデルに標準装備されるアクティブステアリングと呼ばれる、ステアリングギア比を走行状況によって変化させる可変ギアレシオ・パワーステアリング。万が一の場合には横滑り防止機構と連動して自動的にカウンターステアを当ててくれる機能も備わる。またダイナミックドライブと呼ばれるモーターとスタビライザーを組み合わせ、コーナリング中に左右のロールを抑え、乗り心地と操縦性を確保する機能も設定される。E6X・7シリーズに先行装備された、iドライブと呼ばれる操作系インターフェイスも採用する。
エクステリア・デザインを担当したのはピニンファリーナでプジョー406クーペ等のデザインを手がけたイタリア人デザイナーのダビデ・アルカンジェリだが、完成を待たずに急性白血病で急逝しており、このE60が遺作となった。
2004年にワゴンのツーリングとパッケージオプションでMスポーツが追加される。
2005年にはエンジンを一新。直列6気筒にバルブトロニックを採用しマグネシウム合金を用いて、さらに軽量・高出力・低燃費を追求した。V型8気筒エンジンは従来の4.4リッターを拡大した4.8リッターと4.0リッターが追加される。同時期にヘッドアップディスプレーをオプション設定された。また内外装に対して特別注文を受け付けるBMWインディビジュアルのプログラムも始まる。
2007年にマイナーチェンジを行い、その内容はキドニーグリル、バンパー、ライト類の意匠変更のほか、トランスミッションも改良し、シフト時に掛かるタイムラグが従来の半分となった。530iはエンジンを変更し、更なる出力アップを果たしている。
M5として4代目に相当するE60型M5は、F1技術のフィードバックによる新開発のV型10気筒DOHCエンジンを搭載する。馬力は先代M5の400馬力から更に107馬力アップし507馬力である。この507という数字は幻のロードスター、「BMW 507」をリスペクトした結果だとも言われている。常時507馬力モードではなく、エンジン始動時はエンジン保護の理由から400馬力モードであるが、「P500モード」と「P500S」モードを個人で選択することとなる。ハンドルに備わるMボタンでは「シフトスピード」、「エンジンマネージメント」、「EDC」などのセッティング内容を割り当てることができ、Mボタンを押すことで瞬時にそのセットアップを呼び出すことができる。またいわゆる「隠しモード」も存在し、「DSCオフ」状態でエンジンマネージメントを「P500Sモード」とすることにより、シフトスピードが元来の最高スピード「5」から「6」が選択できるようになる。運転席側フロントガラスに「エンジン回転数」、「速度」、「ナビメッセージ」などを映し出すヘッドアップディスプレイも備え、さながらF1パイロット気分も味わえる。トランスミッションは世界最速レベルの変速スピードである7速SMGトランスミッション。今話題のツインクラッチシステムではなく、シングルクラッチである。寿命は走行条件にもよるが、初期型の個体では3万キロでクラッチ交換というのが一般的であったようだ。アメリカ仕様では7速SMGと6速MTが選択できるが、日本仕様はSMGのみ。さらに加速アシスタント機能も加わり、0-100kmは4.7秒以下で完了する。外装は専用エアロパーツで、フロントフェンダーにはエア・アウトレットが空いているが機能上の放熱効果はない。リヤのMスポイラーは日本では標準装備だが、海外では選択制。足周りには専用19インチアルミホイールが装備され、オプションでM6専用ホイールも選択でき、リヤのオフセットが張り出していることもありマニア間ではM6ホイールも人気である。M5、M6ホイールどちらともBBS製。最高速度は330km/h程度であるが、メーター読み270km/hで速度リミッターが作動する。欧州にはワゴン仕様であるM5touringも存在するが、日本国内には正規輸入されていない。
ハッチバック型の派生車種として2009年3月に発表され、日本では同年11月に535i/550i グランツーリスモの受注が開始された。
| BMW ロードカータイムライン 1950年代-1980年代 | Next -> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| タイプ | シリーズ | 1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||
| マイクロカー | イセッタ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 大衆車 | 600 | 700 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| セダン | 小型車 | BMW・02シリーズ | 3シリーズ(E21) | E30 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 中型車 | BMW・1500/1600/1800/2000 | 5シリーズ(E12) | E28 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 大型車 | 501/502 | 2600/3200 | 2500/2800/3.0/3.3 | 7シリーズ(E23) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| クーペ | 503 | 3200CS | BMW・2000C/2000CS | BMW・2.5/2800/3.0CS | 6シリーズ(E24) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ロードスター | 507 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Mモデル | M1 | M1(E26) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| タイプ | シリーズ | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | |||||||||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
| ハッチバック | ミニ | R50/R52/R53 | R55/R56/R57 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1シリーズ | E81/E87:E82/E88 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| セミノッチバック | 3 Compact | E36/5 | E46/5 | ||||||||||||||||||||||||||||
| セダン | 3シリーズ | E21 | E30 | E36 | E46 | E90-E93 | |||||||||||||||||||||||||
| 5シリーズ | E12 | E28 | E34 | E39 | E60/E61 | F10/F11 | |||||||||||||||||||||||||
| 7シリーズ | E23 | E32 | E38 | E65-E68 | F01/F02 | ||||||||||||||||||||||||||
| グランツーリスモ | 5 GT | F07 | |||||||||||||||||||||||||||||
| クーペ | 6シリーズ | E24 | E63/E64 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 8シリーズ | E31 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ロードスター | Z2 | Z2 | |||||||||||||||||||||||||||||
| Z4 | E30(Z1) | E36/7&E36/8(Z3) | E85/E86 | E89 | |||||||||||||||||||||||||||
| Z10 | E52(Z8) | Z10 | |||||||||||||||||||||||||||||
| クロスオーバー SUV |
X1 | E84 | |||||||||||||||||||||||||||||
| X3 | E83 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| X5 | E53 | E70 | |||||||||||||||||||||||||||||
| X6 | E71/E72 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Mモデル | M1 | E26 | |||||||||||||||||||||||||||||
| M3 | E30 | E36 | E46 | E90/E92 | |||||||||||||||||||||||||||
| M5 | E34 | E39 | E60 | ||||||||||||||||||||||||||||
| M6 | E24 | E63 | |||||||||||||||||||||||||||||
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